箱
最初は簡易なケースを考えていました。おまけを考えたり、箱のサンプルを重ねていくうちにラフな感じだけど、箱を開けた時からロードムービーみたいな旅が始まるような、そんなイメージが強くなってゆき、デザイナーのミルキィ・イソベさんのご提案を元に様々な箱を試作していく中でこの一体型の素敵な箱が出来上がりました。浅田さんが漫画の中で描いた星を拾って、箱表面にちりばめています。
特徴:●カチッと締まります。
●一体整形なので全部崩すと1枚になります。
●フレキソインキの両面2Cずつの印刷でラフ感を出しました。
内側の青い色は数種の試作のもとこの青に!
開いた時から鮮やかな青いPEZ の世界に誘われます。
帯
太めに巻かれた帯に書かれた谷川俊太郎さんの言葉からこの本がどんな感じかドキドキしてもらえたら嬉しいです。作品を見て感じてくださったことを「PEZに寄せるフレーズ」という14行の言葉で届けてくださいました。
そっと外してスタートです。
Journey into the box
マリア台紙
フィルムしおりを飾っても良いように浅田さんを代表するモチーフであるマリアを「ペッツ&サンダーランド博士」の回の扉イラストを使用し、台紙用に加工印刷しました。シルバー、ピンク、ブラックの3Cの特殊な印刷方法で印刷しています。角度で絶妙にマリアが光ります。
カード3枚
3枚の大きさの違うボール紙のポストカードが入っています。鉛筆のタッチの美しい表面は特殊な3C印刷で白+白+グリーンの重ね刷りによって凸版印刷のプリンティングディレクター森岩さんが作り上げてくださった面白い印刷です。表裏違う色の紙の裏側にはアイコンみたいな月と浅田さんの言葉が印刷されています。旅の途中で誰かにメッセージを書いて投函を!...
だれか運びに来てくれるかな。
DVDショートPV
台紙を外すと白い四角い封筒が現れます。なにやらサンダーランド博士のロゴとdocument と書かれたラベル。開くとフィルムをイメージしたプリントが施され、UKアーチストに依頼して作り下ろした約3分半の映像と音楽のDVDが入っています。旅の導入。映画の予告編を観たと思っていただけたら。そして、本を読んだ後には、もしかしたらサンダーランド博士が残した唯一の記録なのかもと思っていただけたら...。
映像:ペート・メラー www.petemellor.co.uk
音楽:アンドリュー・レイ www.andrewrae.org.uk
ブックマーク
第1話「ペッツとホットストロベリー」の中で出てくるペッツが見つけたフィルム缶。あのフィルムを見つけたようにこの本を手にした瞬間にフィルムを手にとってください。
ITINERARY:旅のスケッチノート
浅田さんの直筆の文字がびっちり敷き詰められた表紙。良く読むと全部漫画の台詞です。この冊子はよりPEZと浅田さんを近くに感じるラフスケッチノート。ネーム、下絵の下書き、ラフ画キャラ設定画などペタペタとスクラップされています。描き下しのイラストもちょこちょこと。とてもパーソナルな写真やラクガキもあります。さらに書き込んでいろいろにぎやかにして欲しいノートです。
COMMENTARY:博士の記録ノート
カラー漫画の作品のため、塗る前の下絵はすべて鉛筆で描いたものをスキャンしてPCで着彩しています。あまりにその線とタッチが綺麗なので、各話厳選してまとめました。ページごとにその話を描いた頃の浅田さんの思い出コメントがちりばめられています。
PEZ絵本単行本
A5判ハードカバー、64ページフルカラーの本です。カバーはあえて付けず、真っ白な表紙の表にペッツ、裏にデコ助の線画が、エンボスでそれぞれ型取られています。表1と背のPEZのタイトルはホログラムブルーの箔押しでキラリンと光ります。さあ、ここでついに物語が始まります。フルカラーの漫画形式で、イラスト的な作品も含め全6セクション。最終話は描き下しです。じんわりと広がるあったかな二人の世界の中で、何を見つけるのでしょうか?その答は読んだ人それぞれの心にそれぞれの視点で刻まれるでしょう。そして向き合っていただけたらと思います。
ミニポスター2枚
箱の端っこの穴にお楽しみが2枚。2枚とも描き下ろしです。映画の予告ポスターみたいな雰囲気でとの浅田さんのオーダーで出来たラップ紙のA5ミニポスター。この絵はこの先のお話の1シーンなんだそうです。て、いうことは....。
そこから先はまたきっといつか....。